RiaK’s diary

「プライベート年金を作る」を目標に資産構築法や使って良かった商品等を紹介していきたいと思います

日本株×米国株のススメ

先週末の米国の株価下落を受けて、日本株は本日値を下げました。アメリカでのコロナの感染拡大が止まらず、先行き見通しが立たないとの見方でしょうか。私は若い時から(大学生の頃)から、日本株の取り引きをしていましたが、3年くらい前にある書籍に書かれている内容に衝撃を受けて、米国株取引に乗り出しました。

ここからは引用文です。

皆さんはこんな話を知っていますか? 2014年6月米国バーモント州に住むドナルド・リードという名のどこにでもいる普通のお爺さんが92歳で亡くなったことが全米ニュースにまで取り上げられました。リード氏はどこにでもいる普通のお爺さんでしたが、彼が少し普通と違ったのは、いつもボロボロの服を着ていて、たびたびホームレスに間違われたことと、愛読書が投資新聞「ウォールストリートジャーナル」だったということです。そして全米を驚かせたのは、彼には約10億円もの資産があったということです。

 

彼は、第二次世界大戦から帰国すると25年間ガソリンスタンドで働き、その後は大手百貨店の用務員として働く典型的な労働者階級の人でした。そんな彼がお金持ちになれたのは宝くじに大当たりしたわけでも両親から莫大な遺産を引き継いだからでもなく、37歳から始めた米国株投資によるものだったのです。

 

リード氏は37歳で株式投資を始めると、最初にP&Eコーポレーションという電力・ガス会社の株を買いました。投資額は現在価値に直すと、約125万円くらいですが、ガソリンスタンドで働いていたことを考えれば収入はそれほど高くないはずです。しかし彼は倹約に努めることで投資資金を捻出し最終的には95銘柄に投資しました。

 

保有銘柄は大手銀行のウェルズファーゴや日用品大手のプロクター&ギャンブル等どれも消費者になじみのあるブランドを所有している大企業の株ばかりで、かつ配当を出しているという共通点がありました。投資スタイルは1度買ったら売らないという典型的なバイ&ホールドで配当再投資することで資産の最大化を目指したものです。

 

個人投資家の中には、積立投資するには遅いとか収入が少ないから積立投資できないとか言い訳ばかりする人がいますが、リード氏のように大型安定配当株に投資して配当再投資するだけで誰でもお金持ちになれるので、始めるのに遅すぎるなんてことはありませんよね

 

何に投資すべきか、その答えが株式であるならば、どうして日本人は株式投資をしてお金持ちになることができなかったのでしょうか。これは1989年にバブルが崩壊して以降、日本株が長期で低迷し続けてきたからです。じゃあどうして当時の日本人は米国株をはじめとした外国株に投資しなかったのかということが重要なのです。

 

当時の日本はネット証券などがありませんでした。ですから外国株投資へのアクセスが限られていたわけです。そのため多くの個人投資家日本株で短期投資するかしか選択肢がなかったのです。

 

そもそも短期投資はゼロサムゲームと言って、儲けと損失の合計が0にあるゲームのことを言います。例えば1ドルを賭けてじゃんけんをした場合、一方は1ドル儲けて片方は1ドル損をします。この合計は0になるのでゼロサムゲームです。ただし短期投資はこれに手数料がかかるのでマイナスサムゲームとなり、やればやるほど損をするゲームになっています。したがって短期投資をしても多くの個人投資家は損をするだけなのです。

 

一方で長期投資はプラスサムゲームとなり得ます。例えば1株1ドルの価値があると言われている企業の株が1ドルで売られていたとします。その企業の業績が順調に拡大した結果数年後には誰もが1株3ドルの価値があると評価する企業に成長したとすると当初1ドルでこの会社の株に投資していた投資家全員が3倍のリターンを手にしたことになるわけです。このように株価は企業の業績が拡大し続ける限り上昇する傾向があるので長期投資はプラスサムゲームと言われるのです。

 

日本は96年以降労働生産人口が低迷し続け、企業は過剰な設備投資と事業の縮小が後手に回ったことから業績が悪化し続けました。また割高だったバリュエーションが経過したことも株価を押し下げる原因となりました。

そのため日本人は短期投資でも長期投資でも投資で損をしてきたので、多くの日本人は株式投資に悪いイメージしか持っていないのです。

 

これらのことを書籍で読んだとき以来、私は短期で日本株、長期で米国株を保有するようになりました。

 

私の電子書籍日本株×米国株」にも書かせてもらっています。

 

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タイ旅行時に思わず見とれて写真撮影!